統合失調症の男 医療観察法を初適用 福島地裁

          東北新幹線の車中で先月28日、乗客の男性に消火器で殴りかかり、傷害の疑 いで逮捕された東京都の無職の男(28)について、福島地検は19日、「統合 失調症で責任能力は低い」として起訴猶予にし、釈放した。その上で、心神喪失 者医療観察法に基き、福島地裁に審判を申し立て、同地裁が鑑定入院の措置を 取った。今月15日に施行された同法の適用は全国で初めて。福島地検は「傷害 の程度は1週間で重大とは言えないが、無関係の人を殴打している」などと適用 理由を説明している。  同法は、重大事件を起こしながら心神喪失などを理由に刑罰を科せられなかっ た精神障害者を、地裁の判断で入院、または通院させて強制的に治療を受けさ せ、再発防止を図るのが目的。日弁連などには「対象者が必要以上に長期間入院 させられる恐れがある」との反対意見もある。 河北新報 2005年07月19日火曜
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